神奈川県の公立高校入試は2019年、2020年と特色検査を中心に大きく変わります。 今まで特色検査は各高校で独自に作問しておりましたが、2019年からは共通問題形式が採用されます。 2019年特色検査を実施するのは、 共通問題・共通選択問題出題校:横浜翠嵐・湘南・柏陽・厚木・希望ヶ丘・横須賀・平塚江南 学校独自作問校:横浜緑ケ丘・横浜国際(バカロレア)・横浜市立横浜サイエンスフロンティアに、討論形式の神奈川総合(国際文化コース)を加えた計11校ですが、 2020年受験(現中2生受験)からは、特色検査を実施する高校が大幅に増え、川和,多摩,光陵,横浜平沼,鎌倉,茅ケ崎北陵,小田原,大和,相模原でも特色検査が実施されることになります。 特色検査では英数国理社5教科のテストでは測りにくい受験生の力を問う出題が多くなります。5教科のテストの結果と比例するような特色検査であれば、わざわざ実施する意味がなくなるので当然なのですが、そのため、受験生は特色検査対策をきちんとやっておく必要があります。 上記に上げたような高校を受験する場合には、遅くとも中3の夏休みまでには、英数国に関しては全範囲の学習を終えておきたいですね。そうして、特色検査対策に使うための時間を作り出しておきましょう。 公立上位校を目指すのであれば、中2の終わりまでに英数は教科書レベルでの中学全範囲の学習を終えておき、中3からは神奈川県の公立高校入試に対応した問題演習を開始。夏以降は各都道府県の公立高校入試過去問を使って、どんな出題にも対応できるだけの実践力をつけつつ、特色検査対策にも力を注いでいくというのが理想ですね。 英文って、実に単純なルールからできています。 文頭の大文字、文末のピリオド、3単元のSから始まって、高校で学ぶ、仮定法、分詞構文、関係副詞までどれ一つ取っても理解できない文法ってほとんどないと思います。 それでもケアレスミスが積み重なって点数が取れなかったりするのですが、その原因は、音読不足にあります。音読をして、英文のストックがたまっていない子は変な英文を書いても、違和感がないんですよ。 日本語であれば、助詞一つ間違えただけで違和感が生まれるのですが、それは常に耳で聞いて、声に出しているからわかるのであって、英語でも違和感を持てるようになるには日々の音読がやはり必要となります。 三単現のSが抜けている例文を見ると、気持ち悪くって仕方がない。 感嘆文なのに、Howの後に、名詞が来てるのが気持ち悪い。 こういう感覚って、何度も音読して英文を体の中にインプットできているからこそ生じるものです。こういう感覚が備わってる生徒は、ミスしません。 しかも、ミスをする生徒ほど、ミスを間違いとは思っていません。この手の生徒にはあくまで、「わかってるけど、単純ミスしただけ」なんですよ。これでは成長は全く望めません。同じことを繰り返すだけです。 気を付ければミスはなくなるというものではありませんよ。 ミスをなくしたいなら、音読をしてください。 正しい英文をきちんと身体にしみこませて、間違えた英文に対する違和感を身に着けることがミスをなくす最善の方法です。 これは、ある生徒が夏期講習の一日(5時間)に塾で解いた問題の総数です。もちろん、解いただけではなく10問前後で丸付けをし、間違えた問題はミスノートを作成してます。こちらで出題する問題に択一式の問題はほとんどなく、大半が記述式問題で占められており、音声を使ったディクテーション問題をはじめとするリスニング問題に、全文英訳問題、並べ替え問題、条件書き換え問題、穴埋め問題など、骨のある問題ばかり。 この生徒は、すでに中学単元の学習をすべて終えている段階にあり、大量復習モードに入っているので通常よりかなり多くの問題を解いているのですが、出題は本人の正解率の低いユニットからの出題に絞っていますので、負荷が高い分だけ効果は高く、解けば解くほど本人の弱点は減っていきます。 効率の良い暗記には記憶管理が必要。トップゼミコースでは面倒な記憶管理はすべて教室長がやっておりますので、こちらの指示通り、問題演習を繰り返すだけで知識はどんどん定着していきます。演習中心で進めるからこそ、生徒が何を覚えて、何をまだ覚えられていないかを把握することができるのです。1年で中学3年間分の学習を終えることができる秘密はここにあります。 公立中の生徒と私立中の生徒を指導していて思うのですが、数学の能力や、国語読解力に関しては圧倒的に中学受験で鍛え上げられた生徒の方が強いです。 中学受験組は基礎計算力がしっかりしていて、文章題を図であらわす能力に長けており、幾何の問題に数多く取り組んだ経験があるので、中学数学の呑み込みが非常に早く、早ければ、1年余りの期間で中学数学全範囲の学習を終えることができます。 おなじことは理科社会にも言えます。すでに中学受験で中学単元の学習の大半を終えている子が多く、そこまで先取りを進められたらそりゃ勝てないわというのが本音です。 ただ、英語だけは別。 中学受験勢は中学受験に必要のない教科の学習をしてる暇はないので中学進学時まで全く手つかずのままという子が大半なのが現状です。一方、公立中進学組は、小学生のころからの習い事を中学進学直前まで続けているケースも多く、中学入学前に英語の下地がすでにできている生徒は結構多いです。 こうなると、中学受験組とはいえ、公立中進学組に勝つのは至難の業。しかも、2020年に控えてる大学入試制度改革は4技能型英語テストの導入により、英語で大きく得点差が開くことが容易に想像できます。慶應の総合政策学部・環境情報学部をはじめとした、英語が配点の半分以上を占める大学もかなりの数存在します。 大学入試は英語次第です。公立中に進学する場合には小学生のうちから英語の学習を進めておきましょう。それだけでかなりのアドバンテージが生まれます。中学受験組は入試が終わった2月中旬からが勝負。そこからの約2カ月でクラスメートに圧倒的な差をつけておきましょう。 中学入学前の段階で英語を耳で聞き、声に出して読む習慣は是非ともつけておいて欲しいですね。文法的なことは中学に入ってからでも十分間に合いますから。 やる気って何なんでしょうね。 放っておいても何かの拍子に突如として 湧き出てくるものなのでしょうか? だとすれば、その『何かの拍子』とやらが訪れなければ やる気って一生、訪れないものなのでしょうか。 はっきり言ってしまいますが やる気なんてものはありません! あるとき、何かがきっかけとなって 急に子どもがやる気を出す! そんなものは幻想。 まずは行動させてください。 勉強させるのです。 環境を整えて、仕組みを変えて、 勉強をさせる。 無理やりにというわけではなく 勉強するよう仕向けるのがポイント。 やる気って、『欲』だと思うんですよね。 ちょっと頑張ったら、勉強がわかるようになった。 できるようになった。成績が上がった。 もっともっとわかるようになりたい。 もっともっとできるようになりたい。 もっともっと上の学校を目指したい。 だから頑張る。 これがやる気の正体。 だからこそ、とにかく最初の一歩を踏み出しましょう。 やる気なんて、いつまで待っていても 向こうから勝手にやってくることはありません。 とにかく、まずは行動です。 |